派遣ならではの利点は?企業が派遣運転手を採用するメリット

コスト削減に繋げられる

ドライバー業界では、時代の移り変わりとともに派遣を積極的に採用する会社が増えています。企業側が正社員ではなく、あえて派遣を選択する大きな理由の一つがコストの削減です。正社員を採用するとなった場合、1人当たり50万円弱のコストがかかると言われています。それに対して、派遣は中間マージンを支払っても1人当たり30万円前後です。採用する人数が増えるほど、コスト削減の効果が大きくなります。正社員を採用するとなれば、企業側が直接応募者の面接を行って適性を見極めなくてはいけません。派遣は希望する人材を会社に伝えるだけで済むので、スムーズに人を集めることができます。

採用する時期を調節できる

荷物を配送する、運送業界は1年を通して仕事量が安定するわけではありません。荷物が集中する年末年始の繁忙期もあれば、比較的少ない夏場の閑散期もあります。月給の給与形態で正社員を採用する場合、仕事が少ない時期でも契約で決められた給料を払わなければいけません。契約期限を設けることができる派遣運転手は、繁忙期だけ人材を確保して、それ以外の時期は自社の運転手で賄うという対応が取れます。必要な時だけ人員を補充できる自由さも、派遣ならではの魅力の一つです。配送関係のドライバーは過労運転の防止の観点から、最低でも2ヶ月は契約を交わすことが法律で義務付けられています。忙しくなりやすい年末年始の時期に合わせて秋頃から募集を始めるなど、採用のタイミングを調節することが大切です。

運転手の派遣は、正社員を採用する場合と比べ人件費を抑えられるとあって、民間企業や官公庁、介護現場など様々な場所でニーズが高まっています。